2025年北米🇺🇸🇨🇦サマーリーグも終わりを迎え、それに伴いサマーリーグを全体を通してのインタビューを各選手に行っていきます。第7弾はカナダ・アルベルタ州スプルースグローブ市のエネジーシティ・カクタスラッツに属する進藤天選手(内野手)です!
- 今回のサマーリーグを振り返って
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自分の中では「唯一無二のショートとしてNPBに挑戦したい」という大きな目標を持って臨んだサマーリーグでした。日本とアメリカの野球を経験していることは自分の強みになると感じていて、その価値をもっと高めて「希少価値のある選手」になりたいと思っています。特に、自分がアメリカで野球をする意味のひとつは、フィールド内で外国人選手と日本人選手をつなぐ役割を果たせることだと思っています。実際、日本人選手の中には通訳を通して球団に所属するケースがありますが、それだと試合中にスムーズなコミュニケーションを取るのは難しい。だからこそ、プレー中に直接選手同士をつなげる存在になれたら、みんながより自然体でプレーできると思っています。
アジアンブリーズの海外遠征で課題を発見し、その後に修正してサマーリーグで試せたことは大きな収穫になりました。結果的に数字にもつながったのは嬉しかった一方で、フィジカル不足は最後まで痛感しました。相手の強打者を見て「まだ自分には足りない」と思う場面が何度もあり、特に背筋力や身体の強さはアメリカ人との差を感じた部分で、もっと鍛えていかないと理想のプレーには届かないと実感しました。
- 日本とアメリカの差
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一番感じたのは指導とメンタルの違いです。日本はコーチから具体的な指示を受けることが多いですが、アメリカでは自分から聞きに行かない限り、基本的に指導はされないです。情熱を持って質問する選手が教わり、その分成長していくのが当たり前という文化に驚きました。また、ミスをしても「どうしよう」と不安を抱える選手は少なく、とにかく楽しんで野球をしている姿が印象的でした。守備に関しては特に違いが大きく、日本ではゴロを「下から吸収するように処理しろ」と教わりますが、アメリカでは「上から押さえつける」「かぶせる」イメージ。バックハンドが苦手だった自分にとっては、この考え方が上達のきっかけになりました’。走塁でもリードの出方や足の運び方に違いがあり、新しい発見が多かったです。
ホストファミリーはとても親切で、最初は文化の違いに戸惑いましたが、最後まで楽しく生活できました。食事は日本のようにバランス良く摂るのが難しく、「ただ食べる」だけではダメだと気づき、考えて食べるようになったのも新しい学びでした。
- 成長した点
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一番大きな成長は「当たり前なんてない」と気づけたことです。日本では何不自由なく野球ができるし、治安も良い環境に甘えていた部分がありました。アメリカでの経験を通じて、自分がいかに支えてもらって野球をできているかを実感し、感謝の気持ちがより大きくなりました。
守備ではバックハンドが明らかに上達しました。打撃では「こねて引っ張る凡打」の癖を、縦振りを意識することで少し改善でき、慣れた形が崩れるのは怖い部分もあったが、それでも挑戦したからこそ成長できました。走塁に関しては、日本の指導の質の高さを改めて感じていて、今も日本式をベースにしています。
フィジカルへの意識は今回で大きく変わりました。特に背筋力や下半身の強さを鍛える必要性を痛感し、今後の課題として取り組んでいきたいです。

- 印象に残った選手や指導者
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特に印象に残っているのはラテン系のロバート選手。自分の理想に近いタイプで、セカンドを守る彼のプレーはとても滑らかでした。外国人選手の守備は荒っぽいイメージを持ってましたが、彼の動きは洗練されていて、手本にしたい部分が多かったです。彼だけでなく、南米の選手たちは全体的にバネを上手く使い、打撃フォームの安定感や再現性も高い。そうした環境で一緒にプレーできたことは、自分の成長にもつながったと感じています。
- コミュニケーションにおいて
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リスニングはある程度慣れてきましたが、スピーキングはまだまだ課題だと実感しました。ベンチにいる間も積極的に会話するように心がけ、拙い英語でも耳を傾けてくれたチームメイトには感謝しています。そうした仲間の姿勢や人間性は、自分も見習いたいと思いました。
- アメリカ挑戦を考えている選手へ
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自分が言える立場ではないかもしれないですが、人と違う道を進むには勇気が必要です。でも、恐れる必要はないと思います。夢や目標があるなら、一歩を踏み出すことが大事。確かに簡単ではないし、何とかなるとは限らない。でも、踏ん張るべき場面で踏ん張れる人は必ず成長できると自分は信じています。自分もまだまだ道半ばですが、「夢の力」は本当に大きいと日々感じています。日本を離れることで見えることも多いので、ぜひ挑戦してその景色を体感してほしいです。

チーム成績
55試合20勝35敗(6球団中6位)
個人成績
| 打率 | .271 |
| 打数 | 155 |
| 安打数 | 42 |
| 2塁打 | 10 |
| 3塁打 | 0 |
| 本塁打 | 1 |
| 打点 | 23 |
| 盗塁 | 15 |
| 四死球 | 18 |
「唯一無二のショートとしてNPBに挑戦したい」という大きな目標を掲げ、サマーリーグに挑戦した多くの学びを得た進藤選手。チームの監督からは「天はこのリーグで1番のショートだ」との評価をもらいました。春にはアジアンブリーズでメジャーリーガーとマイナーリーガーと対戦し、夏はサマーリーグで55試合を戦い抜き、次のステージはアメリカ大学野球。今後の進藤選手の活躍に期待です。
引き続き進藤選手への温かいご支援ご声援を宜しくお願い申し上げます!
応援メッセージはXで!
#アジアンブリーズ を忘れずに!
Changing Lives !!
Asian Breeze


