サマーリーグ2026参加選手募集中

2025 サマーリーグ体験記 – 粟国壮太選手

2025年北米🇺🇸🇨🇦サマーリーグも終わりを迎え、それに伴いサマーリーグを全体を通してのインタビューを各選手に行っていきます。第1弾は米ワシントン州フォールシティ市のノースウェスト・ホンカーズでプレーした粟国壮太選手(内野手)です!

今回のサマーリーグを振り返って

今回のサマーリーグ全体を振り返ると、最初に感じたのは「自由」という印象でした。その自由さはプレー面にも生活面にも表れていて、のびのびとした環境は魅力的でしたが、その分、選手一人ひとりに課される責任も大きいと実感しました。

特に心地よかったのは、「失敗を恐れずにプレーできる空気」が常にあったことです。例えば、自分はこれまで送球が苦手で、日本にいた頃はその意識からイップス気味になりがちでした。しかし、アメリカでは言語が完全にわからない分、周囲の細かい視線や評価をあまり気にせず、思い切ってプレーできるようになりました。その結果、送球に対する苦手意識はほぼなくなり、日本時代とは比べ物にならないくらい楽にプレーできるようになりました。

今回の経験を土台に、今後はさらにレベルの高いフロンティアリーグでプレーすることを目指しています。また、現在シアトル・マリナーズのマイナーで活躍している大山丈一郎選手は、中学時代に同じチームでプレーしていた仲間であり、今も刺激を与えてくれる目標の存在です。

日本とアメリカの差

野球の細かいプレーに関しては、日本の方が圧倒的に質が高いと感じました。サインプレーや牽制の連携、全体の組織的な動きの精度は日本が優れています。一方で、アメリカの選手たちにも独自の戦術性はあり、例えば、試合の流れの中で自ら判断してセーフティーバントを仕掛けたり、得点圏で確実に進塁打を狙ったりと、自分で考えてプレーする場面も多く見られました。

生活面では、ルームシェアという形で暮らす経験は貴重でした。各自自炊で食事を済ます形式だったため、キッチンなども共有しながらという部分は大変でした。お米は近くのアジアンスーパーで確保できたため助かりましたが、連日の試合に備えるための食事管理や体のケアの重要性を改めて痛感しました。ルームメイトは個性的な人ばかりで、シャワーを浴びながら大声で叫ぶ人や、歌いながら食事をする人など、日本ではなかなか出会えない光景に驚かされました。滞在地のシアトルは雰囲気も景色も素晴らしく、近くに豊かな自然があるため、オフの日も充実して過ごせました。これまでトロントやロサンゼルスなどさまざまな都市に行きましたが、シアトルは自分に最も合っていると感じました。

成長した点

先ほど述べた通り、送球への苦手意識が完全になくなったことで、守備力は大幅に向上しました。特に人工芝の球場でプレーする機会が多く、イレギュラーを気にせず思い切った守備ができたのは大きな成長です。打撃面では、飛距離やスイングの力強さが以前より増し、「振り抜く」意識がさらに高まりました。ただし、内角球のさばきについてはまだ改善の余地があり、今後の課題としています。

印象に残った選手や指導者

JP&イリー選手:2人の野球観には強く感銘を受けました。勝負所で思い切った派手なプレーを仕掛けたり、ピッチャーが嫌がるような打撃を前の打席から準備して繰り返したり、さらにベンチでの声掛けや鼓舞のタイミングが絶妙で、学ぶことが非常に多かったです。

アレックス選手:メジャーリーグ選手並みに大柄な体格を持ちながら、まだまだ伸びしろを感じさせる選手でした。体の使い方やスイングの軌道に改善の余地があり、それが完成した時にどんな選手になるのか楽しみです。

コミュニケーションにおいて

英語力はまだ初級レベルですが、監督兼ホストファーザーのマーティンが多少日本語を話せたため、普段の生活やベンチでのマンツーマン指示では大きな助けとなりました。それでも、試合中の選手間の即興的なやり取りや、ピッチャーへの声掛けなど、自分が伝えたい時に英語で表現できないもどかしさを何度も感じました。この経験から、英語力はやはり事前に高めておくべきだと強く思いました。

アメリカ挑戦を考えている選手へ

アメリカでプレーする最大の魅力は、間違いなく視野が広がることです。日本で燻っている選手でも、海外で才能を開花させることは十分可能だと感じました。日本は過程重視、アメリカは結果重視という印象があります。日本では監督の評価や日々の練習でのアピール、チーム方針への適合が重視されますが、アメリカでは野球そのものがトップにあり、純粋に実力とパフォーマンスにフォーカスされます。例えば、ベアハンドでの捕球や挑戦的なプレーも「アウトにするためならOK」という風潮が根付いており、その価値観が自分には非常に合っていました。

渡米を考えている選手には、まず英語力を磨くことを強く勧めます。たとえ完璧でなくても積極的に会話し、パーティー好きなアメリカ人にはお酒を持って加わることで自然と会話の輪に入ることができます。また、翻訳機に頼らず、自分の言葉でコミュニケーションを取ることも大切です。海外でプレーすることで、その土地ならではの野球文化を肌で感じることができ、同時に日本の良さも再認識できます。だからこそ、一度は海外に飛び出し、視野を広げる経験をしてほしいと思います。

チーム成績

41試合25勝16敗(8球団中3位)

個人成績

打率.421
打数147
安打数62
2塁打11
3塁打4
本塁打3
打点38
盗塁30
四死球27

粟国選手の挑戦は、結果だけでなく、その過程からも多くの学びと勇気を与えてくれました。異国の地で失敗を恐れずプレーし、自分の殻を破った姿は、同じ志を持つ全ての選手にとって大きな刺激になるはずです。これからさらに高みを目指す粟国選手の活躍に期待しつつ、我々もその姿勢から多くを学び続けたいと思います。

引き続き粟国選手への温かいご支援ご声援を宜しくお願い申し上げます!

応援メッセージはXで!
#アジアンブリーズ を忘れずに!

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