サマーリーグ現地レポート – 市川航都選手

2023年7月8日

皆さん、こんにちは！

2023年アメリカ🇺🇸サマーリーグもあっという間に前半戦を終え、それに伴い各選手にこれまでの話を伺いました。

第4弾はカンザス州ヘイズビル市のヘイズビルアビエイターズに属する市川航都選手（内野手）です！

ここまでの野球はどうですか？

ここまで2番、3番ショートとして試合に出ています。成績だけを見れば調子が良いと言えるかも知れませんが左投手から全く打てていないのが現状です。2m近くある変則の左投手の変化球に手も足も出ていません。しかし、右投手と動くストレートには少しずつ対応出来るようになってきました。左投手からの三振が多い事が後半戦に向けての課題だと思っています。

守備面では日本にあまり無い芝と土が合わさっている球場に最初は少し苦戦しました。しかし、アメリカでは送球のスピードにこだわっている選手が多くその点を見習いイレギュラーをしてもしっかり捕球をし送球の強さでアウトにするという事ができるようになり良い収穫ができたと思っています。

ここまで怪我なく楽しく自分と向き合い少しずつ成長出来ていると感じています。課題は多くアメリカの野球の壁にぶつかる事もありますが日々たくさんの学びがあり充実した野球生活を送っています。

チームの雰囲気はどうですか？

9勝9敗と決して調子が良いとは言えませんが3位にいます。最初の頃は負けが続いていましたがアメリカに来て気づいたのは、勝ちには行くがまずは楽しむ事。楽しんでいると自然と結果が良くなっている事に気づかされました。ファインプレーや得点をした時にチーム全員がベンチから出てきて暴れるように喜びスタンドからも大歓声が聞こえてきます。ただただ野球を楽しみ相手と勝負している雰囲気を見て、これがアメリカの野球なのかと思いました。

日本では練習の態度などを見られる事が多いですが、アメリカでは練習の過程より結果を出せばいいという考えだと感じさせられました。練習を適当にやっているわけではなく個人が自分のやるべき事を理解しているのでやらされるというより自分でやるから大丈夫という感覚でした。

野球以外の生活はどうですか？

ホストファミリーは家族みんなで日本食を作ってくれるなどとても気を遣ってくれています。ホームゲームに毎試合来てくれて家に帰って「今日打ったね」などと野球の話で盛り上がっています。英語の話せない自分に良くしてくださることに本当に感謝しています。

オフにチームメイトとマイナーリーグの観戦やバスケ、ゴルフなどしました。言葉が通じない自分をオフの日誘ってくれるチームメイトにとても感謝しています。最初は会話するのが嫌だなと思っていたのが本心ですが、英語も少しずつ聞き取り、話せるようになってきたのでコミュニケーションは取れています。チームメイトが日本語を知りたがる事も多く、お互いで英語と日本語を教え合っています。覚えた英語が伝わった時の嬉しさがあり自分で調べたりして少しでも覚えれるように頑張っています。

後半戦に向けて意気込みを下さい。

まだアメリカの野球に慣れない事もありますが日々勉強だと思い自分の課題と向き合いチームに貢献できるプレーをしていかなければいけません。ここまで1カ月がとても早く過ぎました。無駄のない毎日を過ごしていきコーチ、チームメイトからたくさんの事を吸収に今よりも成長できるように頑張ります。そして、チームとしてもポストシーズンに必ず進みます。