サマーリーグ体験記 – 小林蘭人選手

2023年7月2日

皆さん、こんにちは！

2023年アメリカ🇺🇸サマーリーグもあっという間に前半戦を終えましたが、ワシントン州シアトルの Redmond Dudes に短期間で参加していた小林選手が先日無事に帰国したのでアメリカでどうだったのか話を聞きました。

アメリカでの野球はどうでしたか？

周りの人達は自分より若く、いい選手がたくさんいました。それぞれに光る個性があり。なかでもパワーに関してはチーム内、対戦する相手の選手でも計り知れないものがあると思いました。

ひとつひとつのプレーに責任感を感じる堅実なプレー、その中に静かな闘志を感じまた人への配慮も欠かさない。人間的にも勉強になった2週間でした。慣れない外野を守らされましたがいい思い出です。

打撃に関しては独特な変化に慣れるまでに少し時間がかかってしまったと感じました。三振をすることはありませんでしたがどうしても芯を外されてしまう技術は日本ではあまり感じないものでした。

野球以外はどうでしたか？

アジアンブリーズ傳崎さんがマリナーズ関係者から試合観戦チケットを自分に用意してくださり、T-Mobile ParkでBP（試合前バッティング練習）から観ることができました。その時にイチローさんからサインを頂いたことは今でも実感が湧かないほど衝撃的な出来事でした。

今後の目標について

この2週間、目、耳、肌で感じた事を忘れる事なくこれからの野球生活だけでなく、社会人としても活かしていきたいと思います。

これから海外を目指す選手に向けて

今回僕が一番感じた事は、『英語が話せたらな…』これにつきます。チームのみんなは非常に優しく、すごく楽しい日々を送れました。しかし、こちらとしては言葉が伝えられなかったり理解できなかったときはどうしても申し訳ない気持ちになってしまいます。

英語が話せたらもっと楽しいだろうな。もっとプレーしやすいだろうな。行動範囲が広がるだろうな。こう感じる事が多々ありました。なのでこれから、海外を目指す選手は少しでも英語の勉強をしてから行くといいと思います。

他に何かあればお願いします。

今回のサマーリーグは自分は27歳という異例の参加となりましたが、20代前半の子達とコミュニケーションを取りながらプレーをする毎日は新鮮であり、とても輝かしく貴重な日々でした。チームメイトのみんなと別れるときは正直涙がでそうになりました。たった2週間でもいい関係が築けたと思っています。帰国の日にはチームメイトの色々な人からメッセージを頂きました。これも涙なしには見れませんでした。本当にチームメイトには感謝の気持ちでいっぱいです。

また、自分には妻子がいるのですが、今回のサマーリーグに参加を許してくれた家族にも感謝をしています。アジアンブリーズの皆様にも感謝の気持ちでいっぱいです。
今回の経験を無駄にしないよう、この先の人生しっかり歩んでいきたい思います。