サマーリーグ2027参加選手募集中

2026 サマーリーグ体験記 – 水野 優帆選手

2026年北米サマーリーグもシーズンが終了しました。今回は、アメリカ・ワシントン州レッドモンドを拠点とするレッドモンド・デューズ18U(高校生18歳以下)でプレーした水野 優帆選手に、戦いを通して現地で感じたこと、今の思いを伺いました。

短期間で日本の1年分、実戦を重ねたサマーリーグについて教えてください。

今回のサマーリーグは、本当に良い経験になりました。3か月弱の中で110〜120打席くらい立たせてもらって、試合もサマーリーグと大学チームでの試合を合わせると45試合くらい経験できました。日本の社会人チームだと、1年間やってもそれくらいの打席数に立てるかどうかだったので、短期間でこれだけ実戦経験を積めたことはすごく大きかったです。

大学レベルの試合にも出させてもらって、D1の選手がどれくらいのレベルなのかを実際に見ることもできました。これから自分がアメリカの大学で野球をすることを考えた時に、「このくらいのレベルが必要なんだ」という基準が分かったので、今後の目標も立てやすくなりました。

アメリカでの経験を通して見つけた、自分の強みや勝負できる部分と、今後の課題は何ですか?

打撃では、チームの中でも打率(.445)をしっかり残すことができて、出塁率(.527)も良かったので、そこはアメリカでも勝負できる部分だと感じました。ホームランも3本打つことができました。

ただ、アメリカには自分より体が大きくて、パワーのある選手がたくさんいます。そういう選手たちとパワーだけで勝負するのは難しいと思いました。だからこそ、自分は打率を残すことや、守備での正確性、安定した送球といった部分をもっと伸ばしていきたいです。守備についても評価してもらえたので、そこは自分の武器にしていきたいと思っています。

一方で課題に感じたのは速球への対応です。大学レベルになると92〜93mph(148-150キロ)くらいを普通に投げてくる投手もいて、打ち損じてしまうこともありました。これからもっと上のレベルでプレーするためには、速いボールへの対応力を上げていかないといけないと思っています。

キャッチャーだけにとどまらず、複数ポジションを経験したこの夏から得た学びや課題は何ですか?

もともとはキャッチャーとして参加したんですが、実際にキャッチャーでしっかり出たのは3試合くらいで、一番多く守ったのはセカンドでした。そのほかにもショートなどの内野を守ったり、ピッチャーとしても登板しました。

チームには自分以外にキャッチャーが3人いて、その選手たちは他のポジションをあまり守れなかったので、自分がセカンドや他のポジションを守ることになりました。セカンドはほとんど経験がなかったので、正直もう少しキャッチャーをやりたかった気持ちはあります。

ただ、大学関係者が見に来ている時にはキャッチャーをやらせてもらいました。自分がアメリカの大学に行きたいということをチームも理解してくれていたので、アピールする機会を作ってもらえたのはありがたかったです。結果的には、キャッチャーだけでなくいろいろなポジションを経験できたことも、自分にとってプラスになったと思います。

一番成長したのは切り替える力と自分の意見を伝えることですが、その背景にはどのような経験がありましたか?

一番成長したと思うのは、悪い結果を引きずらずに切り替えられるようになったことです。アメリカでは試合が次々と続くので、打てなかった試合があっても、すぐ次の日にはまた試合があります。「もう次、次」という感覚でやるしかなかったので、自然と気持ちを切り替えられるようになりました。

もう一つ大きかったのが、自分の意見を発信することです。アメリカの選手は監督やコーチに対しても、「自分はこう思う」「こうしたい」ということをどんどん伝えていました。

指導についても、積極的にプレーした結果のエラーなら、それだけで怒られることはあまりありませんでした。逆に、何も考えずにプレーしてミスをすると怒られる。だからこそ、「自分はこう考えてこのプレーをした」と言えることが大事なんだと感じました。

D1レベルを経験して感じた手応えと、英語面での成長にはどのような具体例がありますか?

大学チームでプレーした試合はかなりレベルが高く、D1の選手もたくさんいました。実際にやってみて「やっぱりレベルは高いな」と感じましたが、同時に「やれなくはないな」とも思いました。

ハワイ大学のキャッチャーのプレーを見ることもできて、キャッチャーとしてすごく勉強になりました。自分より年下でも高いレベルでプレーしている選手が多く、その環境を実際に経験できたことで、これから何を伸ばすべきかもより明確になりました。

英語については、野球で使う単語を勉強して、集合時間やプレーについてのコミュニケーションは徐々に取れるようになりました。日常生活では大きな問題はありませんでしたが、友達同士の自然な会話や現地の表現はまだ難しかったので、もっと英語力をつけたいと思っています。

これからアメリカに挑戦したい選手へ伝えたいことはありますか?

日本の高校生でアメリカに挑戦する選手は、まだそこまで多くないと思います。日本には高校野球という大きな文化がありますし、実際に海外へ行くとなると、英語や生活、野球のレベルなど、不安に感じることはたくさんあると思います。

でも、自分は今回実際にアメリカへ行ってみて、「やりたいと思っているなら、まず挑戦してみることが大事」だと感じました。

行く前はいろいろ考えると思いますが、実際に現地へ行ってしまえば、自分で何とかするしかありません。英語が完璧じゃなくても、分からないことがあっても、その環境の中で生活して、野球をして、周りの人とコミュニケーションを取っていくことで、少しずつできることが増えていきます。

自分自身も、今回のサマーリーグで短期間にたくさんの試合を経験して、アメリカの大学レベルの選手ともプレーして、野球だけではなく、気持ちの切り替え方や、自分の意見を伝えることの大切さも学ぶことができました。

もし日本にいるだけだったら、こういう経験はできなかったと思います。自分の野球人生の中でも、今回の夏は本当に良い経験になりました。

だから、アメリカに行ってみたい、海外で野球をしてみたいという気持ちが少しでもあるなら、不安だからやめるのではなく、まず一歩踏み出してみてほしいです。挑戦したからこそ得られる経験は絶対にあると思います。

チーム成績

40試合27勝13敗

個人成績

打率.445
打数129
安打数49
2塁打12
3塁打4
本塁打3
OBP.527
OPS1.236

今回のサマーリーグで水野選手は、短期間で多くの実戦経験を積み、打撃・守備だけでなく、気持ちの切り替えや自分の意見を発信する大切さも学びました。D1レベルの選手とプレーする中で課題と手応えの両方を得られたことは、今後アメリカの大学野球を目指す上で大きな財産になったと思います。

今回の経験を次のステップにつなげ、さらに成長していく水野選手の今後が楽しみです。

引き続き水野 優帆選手への温かいご支援ご声援を宜しくお願い申し上げます!

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