皆さん、こんにちは!
昨年アメリカはテキサス州のサマーリーグに参加しアメリカ野球の魅力に惹かれ、今年2025年1月からアメリカ🇺🇸大学野球に挑戦している鈴木創大選手(内野手)。ミズーリ州ミズーリバレーカレッジでのアメリカでの初シーズンは、遊撃手のレギュラーとして全46試合中41試合に出場し、打率.280、3本塁打、32打点の活躍をしました。そんな鈴木選手にシーズンを終えてのインタビューを行いました。

- アメリカでの大学初シーズンを終えて
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シーズンを終えた今、最初に感じるのはやはり「悔しさ」です。もっとできたという思いが心の中に強く残っています。ただ、それと同時にとても楽しく、そして充実した時間を過ごせたという実感もあります。勉強との両立や慣れない環境の中での生活は想像以上に大変で、課題に追われながら3時間しか寝られずに1日2試合をこなす日もありました。体調がすぐれない中でのプレーも多く、正直言ってかなりしんどかったです。それでも、チームメイトのおかげで、最後までシーズンをやり切ることができました。初めてのシーズンということもあり、忘れられないシーズンになったと思います。
- アメリカでの大学野球はどうでしたか?
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アメリカでの大学野球は、自分にとって何もかもが初めての経験で、すべてが新鮮でした。自分が通っている大学はミズーリ州にあり、寒さは想像をはるかに超えるものでした。体感温度が氷点下の中での試合や練習は、日本では考えられないようなもので、最初は本当に戸惑いました。でも、そうした厳しい環境の中でどうやって自分のパフォーマンスを維持するかを考えることで、精神的にも鍛えられたと思います。また、他の大学の野球施設や環境を見て、本当に驚きました。トレーニング設備やグラウンド、などは日本とは比べものにならないほど整っていて、「これがアメリカの大学スポーツか」と圧倒されるばかりでした。こうした環境の中でプレーできたことは、とても良かったです。
- 自身の成績やプレーを振り返って
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シーズン序盤はなかなか結果が出ず、思うようにいかないことが多くありました。それでも、やってきたことをやり続けた結果、徐々に調子も上がってきて、最終的にはチーム最多打点という結果を残すことができました。それは、自分の成長を実感できた大きなポイントだったと思います。また、1番から9番まで全ての打順を経験する機会をもらい、それぞれの打順へと柔軟に対応していく力も養われました。自分の適応力やチームへの貢献の仕方について、考えることが増えた一年でもありました。来シーズンは、もっと安定して結果を出し、すべての面で圧倒的な存在になれるように、しっかりと準備していきたいと思います。
- 学校の授業、アメリカ生活、野球以外はどうでしたか?
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正直、授業は本当に大変でした。英語という壁がある中で、専門的な内容を理解し、期限内に大量の課題をこなす必要があり、毎日がギリギリの戦いでした。日本の大学の授業とは比べものにならないほど厳しく、気を抜くとすぐに置いていかれる感覚がありました。ただ、その厳しさの中で学べたことも多く、自分の努力次第でどうにかなるという手応えも得られました。生活面では、文化や習慣の違いに驚くことも多くありました。英語での会話に不安を感じながらも、チームメイトやクラスメイトが積極的に話しかけてくれたおかげで、少しずつ英語にも慣れてきました。アメリカで過ごす中で、自分の考え方や価値観も大きく変わったと感じています。
- 今後の目標について
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このシーズンを通して見つかった課題をしっかり洗い出し、一つひとつに丁寧に向き合っていきたいと思っています。技術面だけでなく、体調管理やスケジュールの立て方、メンタル面のケアなど、見直すべき点は多くあります。夏の間は、それらの課題を克服するための時間として、トレーニングやリカバリー、勉強にしっかり取り組んでいきたいと思います。また、英語力に関しても、授業や日常生活で困らないレベルまで引き上げたいと考えているので、地道に毎日積み重ねていくことを意識して過ごします。そして来学期には、心身ともに万全の状態でスタートを切り、自信を持ってプレーできるように準備していきます。
- これから海外を目指す選手に向けて
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言葉がうまく通じなかったり、自分のプレーが思うようにいかなかったりして、悔しい思いをすることもあると思います。でも、それ以上に得られるものは本当に大きいです。自分自身を見つめ直す機会が増え、環境の違いの中で工夫してプレーする力や、他者と協力して前に進む力が自然と身についていきます。海外に行くことで、野球だけでなく人としても確実に成長できると感じました。自分が本気で「変わりたい」「成長したい」と思っているなら、海外挑戦はそのきっかけになると思います。失敗を恐れず、目の前のチャンスをつかみにいってほしいです。一緒に頑張りましょう。

チーム成績
46試合12勝34敗(勝率.261 リーグ13チーム中13位)
個人成績
試合数 | 41 |
打率 | .280 |
打数 | 107 |
安打数 | 30 |
2塁打 | 8 |
3塁打 | 1 |
本塁打 | 3 |
打点 | 32 |
盗塁 | 1 |
昨年日本の大学在学中にアメリカテキサス州のサマーリーグに参加、そして秋にアメリカ大学編入を決意。今年の1月に渡米し、初のアメリカ大学で授業について行くのも難しい中、野球では大変なショートというポジションでシーズン戦い抜いた鈴木選手。日本ではできなかった経験をどんどん積み、成長していく鈴木選手の今後が非常に楽しみです。
引き続き鈴木選手への温かいご支援ご声援を宜しくお願い申し上げます❗️
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